2007年12月30日

気になった楽器

相も変わらず、eBayでバスクラ関係のウォッチングを続けてます。
最近、注目してた物件をいくつか紹介しましょう。

●Boosey & Hawkes Bass Clarinet, Imperial to Low C or Eb!
Amazing Condition. Extremely Rare Professionally Owned
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=130184809192

Every once in a while as a dealer one comes across truly special instrument. This one ticks all the right boxes! This model is so rare that it is the only one of its type I have ever seen: The instrument is provided with an extension, made at the B & H factory, so that it can be played as a low C OR low Eb Bass as required.  It is in immaculate condition as it is part of the Tony Lamb collection. The instrument has been played professionally in the English National Opera Orchestra many times by Tony, Principal Clarinet. The silver plating is perfect, the leather pads and corks all excellent, the keywork regulation silent and positive.  The wood is Boosey & Hawkes at its best: lovely smooth grained Grenadilla, NO marks, chips or repairs ever. The crook and bell are pristine with only the merest scratch to show that this fine Professional Bass isn't brand new. The instrument features additional LH Eb/Ab lever and articulated C#/G#; all the bells and whistles. The tone hole on the bell acts as a low Eb without the extension fitted. When the extension is added the low Eb, D & C# issue from it and the low C comes from the bell tone hole. Simple and ingenious with both being actuated by the same lever. Thus the low Eb comes from 2 different tone holes, the first one of the extension when fitted and, when the extension is not added, from the bell tone hole. The matching serial nos. are 458247.

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ブージー&ホークスのバスクラってだけでも、まぁ珍しいですよね。イギリス製でしょうか?その上ですよ、なんと後付ではなくて純正のLow Cエクステンションが付いていて、Low EbとLow Cどちらとしても使えますっていう優れもの。しかも、前オーナーは英国国立オペラオーケストラの首席クラリネット奏者という筋金入り?です。
入札0で終わっちゃってますが、開始価格が約3000ポンド(って60万円くらい?)と高いスからねー。やむなしでしょうか。


Low Cといえば、我らがルブランにもLow Cモデルがあるんですよね。こんなヤツです。

●Leblanc Professional Bb Bass Clarinet -Range to LOW C !
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=190185502667

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これもエクステンションっぽく見えるけど、キーのシャフトがつながっていることからもわかるように、分割できないはず。最新のカタログ見ても、同じようになってます。おそらく下管の上部はLow Ebモデルと共通なのでしょう。
このバスクラ、希望落札価格が3400ドル(=約38万円)ってことなので、最低落札価格は3000ドルくらいですかね。


さて、エクステンションといえば、こんなの作ってる人もいるようですよ。

●Selmer bass clarinet extension
http://freespace.virgin.net/pete.worrell/gallery/selmerbasscltextension.htm
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なかなか美しいですね。エクステンションって、単に管を伸ばすだけじゃなくてキーも増設するわけで、サムレストの下にこんなキーを付けるわけです。
jeffdalybassextension3.jpg
この方、Boosey and Hawkes bass clarinet extensionってのも作ってるようで、
http://freespace.virgin.net/pete.worrell/gallery/booseybasscltextension.htm
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先の純正とは違う後付なわけですが、非常に美しい仕上がりです。高いんでしょうけど、お仕事頼んでみたいですねー。Pete Worrelさんです。
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さて、最後です。
「チャールズ・ベイ」という名前は、皆さんご存知?のはず。マウスピース、リガチャー、マウスピースパッチなんかのアクセサリーで有名ですね。バスクラだと、角度を改良したネックなんてのもあります。これですね。

●RARE CHARLES BAY IMPROVED ANGLE BASS CLARINET NECK
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=310010804498

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Here is a rare Improved Angle Bass Clarinet Neck from the great master Charles Bay. This one measures almost exactly one inch in diameter from outer edge to outer edge Circumference is approx. 3 1/8 inches. This one is slightly too small for my Leblanc Bass Clarinet. Any good woodwind or brass repair tech can adjust the size of the tenon. This one is marked on the tenon SMALL OD and just above that v-y.

開始価格がUS $450.00と、結構いいお値段してます。まぁレア物には違いないんですが、オークションでもたまに見かけます。それより、なんじゃこりゃ?と思ったのはこちら。

●Bass Clarinet Customize by Charles Bay Band Selmer ? NR
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=150170577896

This auction is for a used Bass Clarinet customized by Charles Bay with Charles Bay Improved Angle neck and hardcase.  I would rate this item to be 85% cosmetic condition.  Hopefully, pics will tell you more. On this clarinet I do not find any stampings other than the serial number 1881E.  There appears to be a crack in this horn up by the silver tag refer to pic). There is a silver tag that states customized Charles Bay Clarinets.  The mouthpiece is stamped Henry Selmer Paris and the silver ring is stamped Buffet Cramptom France. The hardcase has the silver tag stamped Charles Bay Clarinets on it. There a some scratches from use/age (refer to pics).  This is purely cosmetic.

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「チャールズ・ベイ」ブランドのバスクラ。ブランドというか、カスタマイズ。
これ、いま考えると、なんとか落としてみるべきだったかも知れません。値段もUS $366.95と、それほど上がらなかったんですね…。
上から見ていくと、マウスピースこそセルマー(リガチャーはクランポン)のようですが、例の改良ネック付き、プラ管、上管の上部にCharles Bayのプレートあり、しかも一部のキー(左の薬指と右の人差し指)にはドイツ?のコインが使われているという、なんともファンキーで遊び心満点な仕様です。ケースにまでCharles Bayと入っているらしい。ベースの機種は何でしょう、ヤマハ(Vito製?)あたりでしょうか。

中古の楽器って、特にオークションで買うとなると、価格の相場やコンディションの見極め、当たり外れ、自分との相性など、いろいろ問題もあると思うんですが、なんか一期一会で面白いなぁと思うのです。
 
 
posted by yamadan at 04:30| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | eBay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月18日

演奏会が終了

日曜日、クリスマスコンサートが終わりました。

お越しいただいた皆さん(個人的には家族と実家から母親だけでしたが)、ありがとうございました。
なかなか盛り上がった、いいコンサートだったんじゃないかなぁ…なんて自画自賛してみたり。
特に母親には20年ぶり?くらいに演奏を聴いてもらえたので、よかったなぁ。
5歳の息子も、ステージから見る限りではいい子にして聴いてくれてた模様。
実行委員の皆さんはじめ団員の皆さんにも、ありがとうございました&おつかれさまでした。

演奏面では、個人的には大きなミスもなく無事にというか無難にというか。
速いパッセージは最初からあきらめてる箇所が多少ありましたが(笑)、
主にハーモニーの部分で、微力ながらアンサンブルに貢献できたはずだ!
と信じることにしましょう。

密かな試みとしては、樹脂製リード(FIBRACELL)を本番で使ってみました。
このFIBRACELL、見た目は葦のリードにそっくりだし、音が出しやすくなってご機嫌!
なのですが、今の僕のセッティングでは、やや鳴りすぎちゃう傾向があるようなので、
オリジナル曲はバンドレン青箱にして、ポップス系の曲だけに限って使ってみました。
自制心をもって、音がビャーってならないように気をつければ、特に問題はないかもなぁ、と。

ちなみに、隣でバリサキ吹いてるKさんはリジェール(プラスチックリード)を使ってました。
先日、僕もリジェールも買ってみたのですが、くわえた感じにどうも違和感があるので
まだあまり試してません。半透明っていう見た目とは逆?で、実はリジェールの方が
おとなしく鳴る印象なんですよね。リガチャー含めて、セッティングの実験は続けてみます。

そうだ。金曜の晩だったか土曜の午前中だったか、楽器の調子を確認しておこうと
ひと通り眺めていたら、下管の一番下にあるネジが緩んで7ミリくらい飛び出している!のを発見。
そこはドライバーでしめつつ、主に下管の連結のバランスとかも取り直してみました。
多少は吹きやすくなったような、変わらないような…。

演出面では、前回のセーラー服に続き、今回のチャイナドレスも気が済みました(謎)。

次に着るとしたらなんでしょうねぇ。リクエストも募集中ということで。
posted by yamadan at 04:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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